- 一級建築士がどうして技術士を志した?
- 技術士とはどんな資格なのか?
- 受験の動機よりも重要な要素とは?
- 建築の資格と言えば技術士よりも一級建築士?
社会人になるまで技術士の存在も知らなかった、一級建築士のKayが技術士を目指して合格に至った経緯を体験をもとに綴っていきます。




技術士を知るまでの経緯

私は、大学で建築を専攻し、卒業して地方の建設会社に就職しました。その会社で、建築の施工管理や積算の業務に従事してきました。20代後半の頃、会社で下積みを経験しつつ、一級建築士や一級建築施工管理技士の資格も取得していきました。
そんな中、会社内で初めて『技術士』という資格に合格したという話を聞き、その存在を知るところになりました。聞くところによれば、相当難しい論文試験だとか言われておりました。ですが、その時点では私自身、一級建築士に合格して間もない頃でもあり、

あーそうですか
…程度の薄い関心で、すぐに取得を志した訳ではありませんでした。
数年後、とりあえず一次試験だけ一度受験してみよう程度に始めてみました。二次がどんな試験なのかもろくに理解してなかったと記憶しています。要するに、お試しで一次試験だけ受けてみるのであって、技術士そのものを取得する確固たる決意はなかった、といったところです。大してモチベ‐ションも上がらず、結果、箸にも棒にもかからない様な落ち方をしてあっけなく終了しました。
その後、会社では、技術士の取得推進の風潮が強くなり、月に数万という資格手当や褒賞金も設定されていました。外からも技術士を社員として獲得していました。その方は、やはりレベルの高い技術者で、私の技術士取得にも影響していきました。そして幾度となく、トップ自らが、「技術士を取得する様に」と私に説いて背中を押していくのでした。
技術士とは俗にどんな資格?


そうして、技術士とはどんな資格なのか、ようやく自ら能動的に調べ始める様になったのです。
- 技術者として国内最高峰の資格
- 建設業界では事実上の業務独占資格
- 五大国家資格のうちの一つ
技術士資格について、当時のネットでこのように記載されておりました(今でもあるかもしれません)。今見れば、技術士の実態を的確に説明した文言か、というと微妙に映ります。ですが、これらの派手で素人ウケする文言によって、当時の私は挑戦するプラスの方向に煽られていきました。
当時、年齢的に30代前半で、建築実務者として軌道に乗り始め、仕事に追われる日々を過ごしていました。一方で、これと言って他に大きな目標や夢中になる趣味があった訳でもなく、平凡な日常でした。



技術士、なんなら取ってやる…!
…どことなく不純な動機ですが、想いは純粋に湧き上がっていきました。
受験の動機よりも重要な要素とは?


こうして、一次試験に本格的に挑戦する流れとなりました。会社からの補助もあり、東京の某スク‐ルのガイダンスを受けました。そこのY講師は、『技術士は技術力で世の中を変える事ができます、あなた方はその一人になるのですよ!』というような熱弁を奮っておりました。この言葉、以前のモチベ‐ションの低い自分なら確実に引いていたでしょうが、この時点では前向きに受け止められていました。
建築の資格と言えば…一級建築士?


ところで、建築の資格と言えば、真っ先に思い当たるのが一級建築士ではないでしょうか。全国に資格者が30万人はいますし、一般の方も接する機会は少なくないと思います。私は大学時代から、いずれ一級建築士を取ると決めていました。


一方で、技術士は存在すら認知していませんでした。一般認知度が低いのもありますし、建築固有の資格でもない背景もあったかと思います。
技術士には21部門あります。科学技術に関する産業分野のほぼ全てをカバ‐しています。その例外が医療分野と建築分野です。これは、医師免許や一級建築士といった別の法律で規定された業務独占資格があるからと言われています。


まとめ
- 社会人となってしばらくしてから技術士の存在を知り、受験を志し…
- ネットでの技術士にまつわる派手な文言に煽られ、思いが湧き上がり…
- 受験動機はどこか不純だったかもしれないが、重要なのはモチベーション
- 一般に、建築の資格として知られているのは技術士よりも一級建築士
次回は…


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