【技術士建設部門/回答要点編】⑩建設部門(施工計画)/2019年/選択Ⅱ‐2/回答要点

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  • 事前に何を調査、検討すべき?
  • 業務の手順と、留意点や工夫点は?
  • 利害関係者と何について協議し、調整すると効果的?
  • Kayが自らの技術士取得の体験も交え、最近の問題に斬り込み、回答要点を発信していきます。

前回までの話は…
①建設部門(施工計画)/2022年/必須Ⅰ/回答要点
②建設部門(施工計画)/2021年/必須Ⅰ/回答要点
③建設部門(施工計画)/2020年/必須Ⅰ/回答要点
④建設部門(施工計画)/2019年/必須Ⅰ/回答要点
⑤建設部門(施工計画)/2022・2021年/選択Ⅱ‐1/回答要点
⑥建設部門(施工計画)/2020・2019年/選択Ⅱ‐1/回答要点
⑦建設部門(施工計画)/2022年/選択Ⅱ‐2/回答要点
⑧建設部門(施工計画)/2021年/選択Ⅱ‐2/回答要点
⑨建設部門(施工計画)/2020年/選択Ⅱ‐2/回答要点

目次

建設部門(施工計画)/2019年/選択Ⅱ‐2/試験問題

 2019年度から試験制度が改正になりました。以前よりも、ケーススタディの色彩が強くなっています。本記事では、2019年の選択Ⅱ‐2の回答要点を書きます。

2019年 選択 Ⅱ‐2‐2

住居地域にある4車線の幹線道路を横断する老朽化した場所打ち鉄筋コンクリ‐トボックスカルバ‐ト(内空幅1.8m×内空高1.8m、土被り1.2m)を撤去し、プレキャストボックスカルバ‐ト(内空幅2.5m×内空高2.0m)に更新する工事の施工計画を策定することとなった。この業務を担当責任者として進めるに当たり、下記の内容について記述せよ。なお、施工方法は開削工法とし、道路の車線規制は夜間のみ可能、カルバ‐トは農業用排水および雨水排水を兼ねた行政が管理する施設である。

(1)調査、検討すべき事項とその内容について説明せよ。

(2)留意すべき点、工夫を要する点を含めて業務を進める手順について述べよ。

(3)業務を効率的・効果的に進めるための関係者との調整方策について述べよ。

建設部門(施工計画)/2019年/選択Ⅱ‐2/回答要点

回 答 要 点 

(1) 調査、検討すべき事項

①地中埋設物:既設よりも断面寸法が大きい→開削の際の埋設管の有無確認。併せて、土質や地下水位を調査。干渉する既設管の迂回ル‐トや開削中の土留め、止水の検討。

②交通量: 夜間の交通量を調査し、夜間の交通規制に伴う渋滞影響を予測。渋滞影響の最小化のための工程検討(昼間は規制不可のため、復旧含めた1日当たりの施工可能量の設定)。

③排水状況: 工事時期が農閑期なのか否か、農作業への影響有無。

④近隣状況: 周辺の住宅、総合病院、宿泊施設など夜間工事に伴う騒音・振動影響の程度。低騒音・振動の建設機械の選定、工法の検討。

(2) 業務手順、工夫点、留意点

①現地調査・設計照査: 前述の調査とともに、設計図書の妥当性および現況に合致するか照査。利害関係者との調整済および未調整事項の整理。

②施工計画立案: 既設撤去、新設の際の仮排水路の方法検討と水質汚濁対策。解体時の騒音・振動対策。プレキャスト施工につき搬入計画(制作期間・ル‐ト・時間帯)や楊重計画(規格・設置場所、架空線防護、転倒対策)に留意。

③近隣関係者への事前説明: 工事目的や施工概要と共に、交通規制の時間帯、範囲、安全対策、騒音対策を事前に説明。

④施工管理: 施工計画に基づいた施工の管理。異常が発生した場合は、各関係者に連絡。変更の施工計画を立案し、各関係者と合意形成の上で実行。

(3) 関係者との調整方策

①道路管理者および交通管理者: 道路占用に伴い道路構造物としての機能維持について道路管理者と、道路使用に伴い交通制限による影響などを警察署と調整。

②農業用水管理者: 農作業への影響、流水量や水質の要件などの調整。

③近隣関係者: 交通規制の内容、騒音振動対策など、事前説明とともに工事中に掲示板などで分かりやすく表示。苦情が生じた場合は、丁寧かつ迅速に対応。

次回以降、選択Ⅲの回答要点に入ります…

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