【技術士建設部門/復元回答編】①私が実際に合格した試験問題と復元回答 選択Ⅱ-1編

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・復元論文とは?

・工程管理の重要性と具体的な手法とは?

・PFIによってもたらされる効果とは?

Kayが自ら受験した技術士試験の復元回答をお示しします。

目次

復元回答とは…

 2013年の建設部門/施工計画の実際の問題と私の復元回答をアップしていきます。当時の試験方式では、必須科目は択一式のため、論文試験は実施されておりません。選択Ⅱ‐1は、4問から2問を選択する方式であったため、2問掲載しております。(現行制度では4問から1問選択)

 本試験直後に論文を復元し、当時マンツ‐マン指導いただいていた講師の方にも見ていただき、指摘を受け、その点を修正したものとなっています。

 目的は、当ブログをご覧になっている皆さまに少しでも有益な情報をお届けすることにあります。このため、当時の自己の回答に対する忠実さよりも、客観的な妥当性の高さが当然優先されるべき、というスタンスになります。誤解を恐れずに言えば、合格水準+αの論文とも言えます。

 ただし、基準類などは受験当時のものであり、現行のものとは必ずしも合致しない可能性があります。ご了承ください。

Ⅱ-1 工程管理の問題と復元回答

2013年 選択II‐1‐1

建設工事における工程管理の重要性について概説するとともに、工程管理手法の具体例を二つ挙げ、それぞれについて述べよ。

復 元 回 答 

1.工程管理の重要性

 わが国の建設部門は、震災復興やインフラ再生、及び国土強靭化の社会要請が高まっている。その中で、公共事業の契約工期の遵守は、納税者である国民との約束との側面も持ち、仮に遅延させた場合、供用も遅れ社会損失に繋がりかねない。建設工事の特徴として、一品生産、屋外作業、労働集約型があり、他の製造業に比べ、生産の進捗を阻害する不確実な要素が多い。 

 このため、計画、実行、確認、調整といった日々の工程管理が重要である。

2.工程管理手法の具体例

(1)進捗管理

 工程表と出来高管理表を対比させ、管理を行う。日々の掘削量やコンクリ‐ト打設量などの出来形を集計し、出来高曲線により、予定と実績を対比させ、進捗を確認する。また、一日当たりの施工量を歩掛として予定と実績を対比させ、現状の進行速度に異常がないか管理する。

(2)遅延回復管理

 予定より進捗が遅延している場合や歩掛が異なる場合、回復措置を講じる。仮に、遅延が発生した場合は、ネットワ‐ク工程表のクリティカルパス上の工種に着目する。この工種に対し、重点的に人員や機械の増強を最優先に検討する。  以上

Ⅱ-1 PFIの問題の問題と復元回答

2013年 選択II‐1‐4

 公共事業にPFI(Private Finance Initiative)を導入することによって期待される効果について述べよ。

復 元 回 答 

PFI導入により期待される効果

 平成22年の国土交通省による新成長戦略として、PFIには、社会資本の整備や維持管理、運営の効率化が期待される。以下に、具体的な期待される効果の項目を示す。

(1)民間技術活用の促進:公共建設物に対し、設計、施工、維持管理、及び運営といった一貫した民間技術を活用できる。加えて、独自の施工方法や維持管理手法を見据えた設計が可能となり、建設生産の合理化に寄与する。

(2)VFMの確保:従来は、公共が建設、運営してきたのに対し、民間ノウハウや資金を活用した施設の運営により、利用者に対するサ‐ビスの質の向上に寄与する。

(3)維持管理の効率化:従来、公共が主体で行ってきた施設の点検、診断、補修などを民間が直接行うことで、維持管理の効率化に寄与する。また、計画から維持管理までの一貫性により、施設の長寿命化を実現しやすい。

(4)公共側の実務負担軽減:特に、コンセッション方式や独立採算型の運用の場合は、民間中心の実務形態となるため、公共側の実務負担が軽減する。

(5)公共側の財務負担の軽減: 民間企業に一定のリスクを渡し、民間の資金力を活用するため、公共側が負担する整備・運営コストを軽減できる。 以上

 つづく…

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