- 働き方改革に関係する現在の課題と解決策とは?
- 実現するために乗り越えなければならない障害とは?
- 働き方改革に及ぼす効果及び留意すべき影響とは?
- Kayが自らの技術士取得の体験も交え、最近の問題に斬り込み、回答要点を発信していきます。




総監/記述式/2018年/回答要点

回 答 要 点
(1) 私が取り上げる事業の内容
①事業・プロジェクト等の名称及び概要: 集合住宅建設事業。集合住宅を設計施工一括方式による請負。入居率確保のための提案やサポートも行う。基本設計⇒概算⇒基本合意⇒詳細設計⇒詳細見積⇒契約締結⇒施工⇒竣工引き渡しのフローとなる。
②事業・プロジェクト等の目的: オーナーと連携しニーズの高い地域で一般市民向けに良好な住環境を提供する。人口流入を促進し当該地域の活性化にも寄与。
③事業・プロジェクト等が創出している成果物:ラーメン鉄筋コンクリート構造の集合住宅。立地条件や地域のニーズなどにも左右されるが、主に5階~10階建てが多い。
④働き方が変化した事例: 設計、積算、書類・施工図作成業務などを技術力のある個人事業主へアウトソース⇒社内技術者の時間外労働を減少⇒高度な技術的問題解決に専念⇒技術者として満足度向上、のサイクルを実現。(人的資源管理)
(2)事業・プロジェクト等が抱える働き方改革の視点からの課題
①働き方改革に関係する現在の課題2つ
1)建設の人材不足:年々協力業者の確保が困難⇒工程が流動的になり最後は逼迫する⇒現場職員の管理業務も難化⇒労働意欲低下にも影響
2)技術継承が困難:個々の業務負担が増大⇒教育に時間を割けない⇒十分な教育が受けられず若手の意欲低下にも影響
②課題の背景
1)全国的な建設人口の減少および高齢化。若手の建設離れ。他の製造業と比べて建設業の労働生産性はもともと低い。
2)個人知や暗黙知に依存した教育⇒組織としての技術が確立できていかない⇒成果物の品質にも個々のバラつき有り。
(3)各課題を解決するための技術や方策
① 各課題を解決するための技術や方策
1)部材のプレキャスト化、ユニット化、寸法の規格化(経済性管理)
2) 業務手順書や、動画による教育ツール作成(情報管理)
② 実現するために乗り越えなければならない障害
1) BIMを活用したフロントローディング(経済性管理)⇒初期の計画工程に負荷が集中して過重労働に(安全管理) ⇒当該工程に特化した専門スタッフを教育し増員(人的資源管理)
2) 業務手順書や動画ツールの作成労力⇒組織知の統一(情報管理)と、外注費などのリソース投入(経済性管理)
③ 実現した場合の働き方改革に及ぼす効果及び付随して生じる留意すべき影響
1)効果:不確実な人海戦術に依存した施工から脱却⇒時間外労働の不安定さが解消(人的資源管理) 相乗効果として産廃量や周辺への騒音が減少(社会環境管理) ⇒公益確保の実現による技術者の意欲向上(人的資源管理)
留意すべき影響:プレキャスト化及びユニット化⇒部材重量が増大→楊重機械も大型化⇒重大災害(3人以上の死傷者が生じる労災)の発生が二次リスクに⇒リスクアセスメントの実施や、安全大会で協力業者への有効なリスクコミュニケーション(安全管理)
2)効果:双方の指導時間が拘束されない⇒空き時間活用による時間効率向上⇒時短(人的資源管理)
留意すべき影響:指導労力を都度要さない反面、受講者の習得度合いが不透明になりやすい⇒理解度テストの実施を検討(情報管理)

次回以降、口頭試験編へ To be continued…
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